工房日和

 

2016/07/09

7月の誕生石・ルビーの神秘的で情熱的な赤色

カテゴリー:宝石のこと ,工房日和

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7月の誕生石であるルビー。ダイヤモンドの次に硬く、鮮やかな赤色をしている特徴で、宝石の女王とも呼ばれます。石言葉として「情熱」「純愛」「仁愛」「勇気」などの意味が込められています。

不思議で神秘的なルビーレッド

ルビーは、どんな色の光の下でも赤を発します。

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通常光下でのルビー(左)緑単色光下でのルビー(右)

例えば緑色の光の下で熟したイチゴを見た場合、緑がかった黒に見えます。これはイチゴが赤色を反射する物体であり(だから赤色をしているのです)、緑色をほとんど反射できないことが原因です。

ルビーもイチゴと同じで、緑(と紫)の光を吸収するのですが、そのあと、その吸収した光を赤色に変えて再放出します。緑を吸収して赤を発するルビーはとても不思議で、私たちを神秘的な気持ちにさせてくれますよね。

ルビーのできかた

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ルビーの原石

ルビーは、コランダムという透明な石に、クロムという金属が不純物として混ざってできます。その割合は99:1。たった1%クロムが混ざるだけで無色透明な石が深い紅色の石に変わるんです。

なお、その1%のクロムが増えるにつれて色合いは濃い赤から黒っぽくなり、5%を超えるとエメリーという灰色の工業用研磨剤になり、価値は激減します。そして、クロムが減るにつれてピンク味を帯び、0.1%を切るとピンクサファイアと呼ばれる石に変わり同じく価値が下がります。

ちなみに、ルビー以外のコランダムは全てサファイアと呼ばれます。このコランダムとクロムの絶妙なバランスが美しいルビーを作り出しているんですね。

ルビーのメンテナンス

ルビーはダイヤモンドの次に硬い宝石ですから、キズや割れに強くメンテナンスも簡単です。くすんできたら、中性洗剤を薄めて柔らかいブラシで汚れを落とすとよいでしょう。