ゴールドとはどんな素材?
ゴールド(金)は、古来よりその希少性と鮮やかな輝きで、多くの文化で高く評価され、装飾品、通貨、シンボルとして愛用されてきました。古代エジプトのツタンカーメン王の黄金マスクよりもっと昔、紀元前6000年のシュメール文明の時代には既に金製品が使われていたんだそう。日本では、紀元前57年の漢委奴国王印が最も古い金製品として知られています。
純度100%の純金は歯よりも柔らかいとされており、日常的に使用する結婚指輪などのジュエリーやアクセサリーには不向きです。そんな理由から、ジュエリーを作る際には銅やパラジウムなど他の金属(割り金)を混ぜて合金として使用されるのが一般的。鎌倉彫金工房で採用しているK18(18金)は、ゴールドを75%、残りの25%を他の金属で補う形で配合しています。この比率によって、K18は純金よりも硬度が上がり、日常的に使用するジュエリーにぴったりな金属素材になるのです。
ゴールドを使った結婚指輪・
婚約指輪のカラーバリエーション
合金にする過程で混ぜる割り金によって、様々な色調を示すのがゴールド素材の最大の魅力のひとつです。鎌倉彫金工房では、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドの3種類からお好きな色を選ぶことができます。
イエローゴールド(K18YG)
イエローゴールドは金に銀や銅を混ぜた金属素材で、YGとも表されます。ゴールド本来がもつ華やかな黄金色を味わえる素材で、カジュアルでファッション性が高く、おしゃれな印象を与えてくれます。近年、肌色の分類としてイエローベース、ブルーベースがよく言及されますが、イエローゴールドは特にイエローベース(イエベ)の方に人気の金属素材です。
ピンクゴールド(K18PG)
ピンクゴールドは金に銅を混ぜた金属素材で、PGとも表されます。淡く上品なピンクを発色することから、かつては女性に人気の素材でしたが、男女問わず日本人の肌色に最もよくなじむことから近年は男性にも人気。控えめで落ち着いた印象を与えてくれます。割り金に銅を使用していることから他のカラーゴールドよりも硬度があり、傷つきにくいのも魅力。日常的に着用する結婚指輪にもおすすめの素材です。
ホワイトゴールド(K18WG)
ホワイトゴールドはその名の通り、白い色調が特徴のゴールドで、WGとも表されます。金にパラジウム、ニッケル、銀などを混ぜることで得られるホワイトゴールドですが、同じシルバーカラーのプラチナと比較して渋い色味を発色するのが特徴。ハンサムで洗練された雰囲気を演出するのにぴったりの素材です。
ゴールドのお手入れ、
メンテナンス
革製品のエイジングのように経年変化が楽しめるのがゴールドの魅力のひとつでもありますが、定期的なお手入れもおすすめ。ほこりや油分などの汚れは、メガネ拭きのような柔らかい布やセーム革で拭くと、ピカピカになります。汚れが気になるときは、つけ置き洗いを。中性洗剤とぬるま湯を混ぜ合わせた中に指輪を入れて、1時間ほどおいたら水洗いします。つけ置きしたあとは十分に洗い流して、柔らかい布やタオルで拭き取ってください。
購入店舗のアフターケアなどのプロによるクリーニングも併用しながら、いつまでも美しく輝くゴールドの指輪を楽しんでくださいね。