真剣に指輪を磨いているのを見て、感極まる瞬間がありました
インタビュアー:飯島様には本日、このインタビューの前に結婚指輪を手作りしていただきました。本日の感想を教えてください。
旦那さま:全てが新鮮で、楽しい、充実した3時間でした。工程がうまく想像できていなかったので、はじめプラチナが棒で出てきた時「棒!?」って。道具も棚にたくさん用意されているけれど、こんなたくさんの種類使うのかな、いや、結局全部使ったぞって。
インタビュアー:想像できなかった分、新鮮さがあったんですね。
旦那さま:はい。あとは意外と工程が細かくあって、結構神経を使いました。緊張したりする瞬間もあって、職人的だなと。
奥さま:彼が真剣に指輪を磨いているのを横で見て、ちょっとウルッと、感極まる瞬間がありました。結婚式をしないことにしたので、結婚の証とか思い出っていうのがこれまでなかったんです。それが今日だったのと、またここから決意を新たにというか。結婚したんだという認識をより強く感じることができました。
インタビュアー:奥さまは、工程については既にご存知だったと思うんですが、自分の結婚指輪となるとまた違う思いがおありだったのでしょうか。
奥さま:仰るとおりです。制作時間3時間、というのは知っていたのですが、そんな長時間耐えられるはずないと思っていました。飽きたら廣瀬さん(当日飯島様を担当した職人)に任せよー、と思っていましたが、あっという間で……。
旦那さま:来る時から言ってたんだよね、1時間ぐらいで集中力切れるからって。
奥さま:そうそう。でも、彼のを作ったので責任があったのもあり、杞憂でした。
旦那さま:買ってくるとか、人に作ってもらうとかより思いがこもりますし、自分で作ったという思い出を残せるのが素敵ですよね。しかも相手の結婚指輪を作ったのでさらに気持ちをこめて作れたなと思います。