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自然を感じながら鎌倉らしい場所で
お客さまインタビュー vol.25
ジョーダン 様
本インタビューでの旦那さまのコメントは、元々英語で行われたものを日本語に翻訳して掲載しています。可能な限り原意に忠実な翻訳を心掛けていますが、翻訳に伴う表現の違いにご注意ください。
彼が私に一目惚れして、声をかけてくれたんです
──早速ですが、お二人の出会いを教えてください。
奥さま:彼が私に一目惚れして、声をかけてくれたんです。
──運命的な出会いだったのですね!初めて彼女に出会った時、どのような印象だったのですか?
旦那さま:とてもかわいい、と思いました。
──素敵です!お付き合いを決めたポイントは?
奥さま:連絡も頻繁に来たり、花束もプレゼントしてくれたり、今までそういう経験がなかったので、押されて……(笑)OKしました。2018年の12月に出会って、翌年の3月27日に付き合い始めたんだよね。
──日付までしっかり覚えていらっしゃるのですね!
奥さま:彼の誕生日が3月28日なのですが、その前日に、誕生日プレゼントとして付き合ってほしいというようなことを彼から……1〜2回目は断って、3回目でOKしました。
楽しかったことや、危機など、ご結婚前のふたりの一番の思い出をぜひ教えてください。
──結婚指輪を探すにあたって、まずどんなことをされましたか?
奥さま:一番の危機だったのは私がオーストラリアへ1年間留学して、遠距離になった時ですかね。現地で仕事をしながら、もうひとつの人生の歩み方みたいなものを見つけたような感じがして。日本に帰って彼との結婚を選ぶか、それとも新しい人生を追求するか、すごく迷いました。
──その間彼には会えなかったんですものね。
奥さま:そうですね。だから自分の中でも揺れていたんですけど、毎日テレビ電話してくれて、誕生日の時は私の好きな日本のお菓子や、アロマとか、お米とか、段ボールいっぱいに入れて送ってくれて。税金は私が払ったんですけれど(笑)
──素敵ですね。
奥さま:支えられてるんだなと感じて、やっぱり日本に帰ろうって決めました。
──旦那さまはその段ボールにどんな思いを込めていたのですか。
旦那さま:きっと日本食が恋しいだろうと思って、故郷のものを送ろうと思いました。私もアメリカから離れて今日本にいますが、アメリカの食べ物を恋しいと感じることがあるので。
──お優しいですね。では、プロポーズしたきっかけは?
奥さま:2023年の3月だったよね。
旦那さま:私たちが付き合い始めたのがその時だったので、いい日取りだと思いました。プロポーズのきっかけですか?愛しているからですね。
奥さま:彼がアメリカに帰ることが決まっているので、一緒に帰りたかったっていうのもあると思います。だから今かなっていう。何となく勘づいてはいました(笑)だろうな、と(笑)
鎌倉で何か、二人で形に残せるものができたらいいな
──ジョーダンさまには、今年の1月に募集していた鎌倉彫金工房のアンバサダーキャンペーンにご応募いただきました。
奥さま:友人の結婚指輪がここ(鎌倉彫金工房)で結婚指輪を作っていたんです。その写真を見せてもらってから、ずっと憧れていて。アンバサダーを募集しているのを見て、これは応募するしかないと。私が鎌倉出身なこともあり、鎌倉で何か、二人で形に残せるものができたらいいなと思ってたのでぴったりでした。
──すごい!ご縁を感じますね。
奥さま:タイミングまで本当にぴったりで。来週、鶴岡八幡宮で挙式をするんです。
──素敵です! 旦那さまは奥さまから「鎌倉彫金工房がいい」と伺って、いかがでしたか?
旦那さま:単に指輪を買うよりも一緒に手作りした方が、意味があるものになりますよね。その経験ができると聞いたときは、すごくいいものだなと感じました。
──ご出身のアメリカでも、結婚指輪を手作りする工房はあるんでしょうか。
旦那さま:いや、アメリカにはないと思います。
──映画からの情報で恐縮なのですが、お母様やお祖母様から結婚指輪を譲り受けるようなシーンを見ることもあります。
旦那さま:半々くらいですかね。半分は指輪を譲り受けて、残りの半分はジュエリーショップで購入しているんだと思います。
自然を感じながら鎌倉らしい場所で
──うまくできるかなど、不安に思われていたことはありましたか?
奥さま:デザインを決める段階からすごく丁寧にサポートしていただいたので、失敗しても何とかしてくれるだろうなっていう安心感はありました。あと、ちょっとうまくいかなくてもそれも味だと思っていたので、なんていうんですかね、軽い気持ちで(笑)挑戦しました。緊張もなくて、終始楽しかったです。
──印象に残っている工程はありますか?
奥さま:ゴールドの棒を曲げて端と端をつなげる作業は、力がなくて全くできませんでした。それが印象に残っていますね。指輪職人の仕事って、繊細かつ力の必要な仕事なんだなと、ちょっと感動しました。あとは、最後に削る工程も。1回1回、削るたびに輝きが増していったのが指輪を手作りしている感じがあって良かったです。達成感を感じられました。
旦那さま:指輪をハンマーで叩く工程でしょうか。はじめの見た目は到底指輪とは思えない、いびつな輪だったんですが、ハンマーで形を整えると、きれいな指輪になったという感動がありました。
──旦那さまはメカニックをされていると伺いました。お仕事柄こういった彫金は得意だったのでしょうか。
旦那さま:仕事では板金部品を扱っていますが、仰るとおり似ているところもありますね。ただ、指輪くらい小さいものになると、同じ作業でも難しく感じました。こういうシンプルな指輪であれば簡単に作れるのかなと思っていたんですが、思ったよりうまくいかなくて。少し難しいところもあったと思います。
──工房の印象を教えてください。
奥さま:自然光が入ってきて、雰囲気がすごく良かったです。自然を感じながら鎌倉らしい場所でいいなと思いました。
旦那さま:本当にきれいな建物で、指輪を作る道具が並んでいて、とてもプロフェッショナルな雰囲気。ものづくりの工房なのに、汚いとかそういうことはなくて、ハイクラスな空間でしたね。
指輪を持つことへの感謝の気持ちがより一層深まった
──結婚指輪を身につけられてみての感想を教えてください。
奥さま:既製品には、何かを身につけている、という感覚がありましたけど、自分で作ったからか、しっくり馴染んでいるというか。自分の体の一部のような感じがして、ずっとつけていたいなと感じました。
旦那さま:自分の指に合う指輪が作れたんだって本当に感動しました。指輪を作るなんて、本当にクールな経験だと感じました。初めての経験でしたが、指輪を持つことへの感謝の気持ちがより一層深まったと思います。
──来週の結婚式にも間に合いそうで良かったです。
奥さま:鶴岡八幡宮で挙式をあげるので、お着物に合うデザインがいいなと(スタッフに)ご相談して、一緒に選んでいただいたんです。お着物に鶴の絵が入ってるので、ゴールドはすごく似合うだろうなと。当日付けるのが今から楽しみです。
──お着物の柄を引き立てるシンプルなデザインでもあり、仰るとおりお着物にとても良く似合いそうですね。
奥さま:普段の自分にもしっくり馴染む感じがしています。あとは、柔らかさもゴールドの方があるかなと感じています。
友達みんなにすすめるつもりです
──作った指輪は誰に見せたいですか。
奥さま:父と母に一番に見せたいですね。私は生まれたときから鎌倉だったので、鎌倉で結婚っていう形の残るものを何か残したいと思って、指輪が一つあったので、すぐ見せたいです。
旦那さま:母です。ちょうど来週の結婚式で来日するんです。自分で作ったんだって一番に自慢したいと思います。
──待ち遠しいですね。最後に、手作り結婚指輪はどんな方におすすめだと思いますか?
奥さま:もの作りが好きな方ですとか、あと結婚という目には見えないものを形で、自分たちの素敵な方法で残したいと思う方におすすめしたいです。ただ買いに行きたくない人に。思い出として残せるのはいいなと思います。
旦那さま:友達みんなにすすめるつもりです。結婚している友達や、最近結婚した友達とか。本当に素敵な経験ですし、楽しいし、思い出に残ると思います。
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