アンティーク調がお好きな方へ – 結婚指輪の加工 – 

2022.06.03

アンティーク調がお好きな方のなかには、普段からアンティーク・ジュエリーを身につけたり、アンティークの家具や雑貨を集めたりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、アンティーク調がお好きな方に向けて、鎌倉彫金工房で制作できる結婚指輪についてご紹介します。

アンティークに関連する言葉の違い

アンティーク(antique)」とは、元はフランス語で「古い・骨董品・古美術品」などの意味です。今では「およそ100年以上前の手工芸品・工芸品・美術品」を指し、美術的・金銭的・歴史的な価値が認められていることが一般的です。

一方「アンティーク調」とは、「実際は新しいけれど、年代物に見せたモノ」を指します。見た目は似ていても、作られた時期によって明確に呼び方が変わります。

似ている言葉に「ヴィンテージ(Vintage)」があります。元来は当たり年のワインに使われる言葉でしたが、転じて「古く上質な品」という意味で使われるようになりました。今では「アンティークよりは新しいが、古くて価値のあるもの」を指すことが多いようです。

いずれの言葉も、ファッションやインテリアの分野で幅広く使われています。

鎌倉彫金工房で制作できる、アンティーク調の加工

鎌倉彫金工房で制作できる作品のなかで、アンティークのような雰囲気が感じられる加工を2つご紹介します。

マット仕上げ

マット(つや消し)仕上げは、指輪の表面に細かい凸凹を刻むことによって、落ち着いた質感と立体感を作り出します。わざと色々な方向から金属に傷を入れることで、キラキラと輝き、優しい印象を与えます。

特に当工房のマット仕上げは、輝きに特徴があります。手作り指輪ならではの味わいを楽しむことができ、近年とても人気がある仕上げです。

ミルグレイン

ミルグレインはミル打ちとも呼ばれ、指輪の縁や中央部分に小さな玉模様を打ち込む加工方法です。ヨーロッパでは古くから伝わる装飾技法で、アール・デコ時代の装飾品や、アンティークジュエリーに施されています。玉模様の一つひとつが光を反射させるため、華やかに輝きます。クラシカルで上品な印象の指輪に。

作品例の紹介

プラチナ素材で平打デザインの結婚指輪です。マット仕上げを施すことで、美しく芯のある強さが感じられる指輪です。

素材はイエローゴールドで、甲丸デザインの結婚指輪です。定番の甲丸デザインとマット加工の組み合わせは、アンティークのような味わいのある印象になります。

素材はプラチナ(左)とピンクゴールド(右)の結婚指輪です。ミルグレインがデザインにアクセントを加えつつも、控えめな可憐さが素敵な指輪です。

先輩作品集には、上記以外にもアンティークの雰囲気を感じるデザインがございます。

先輩作品集ページで「仕上げで絞る」から「マット」を選択、または「オプション加工」で「ミルグレイン」を選択の上、検索してみてくださいね。

デザイン決めのご参考になりましたら幸いです。

先輩作品集はこちら
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