
11月の誕生石、シトリン
2018.10.30
控えめな輝きが奥深い魅力をもたらすシトリン。
友情、生きる意欲、潔白などの石言葉を持った11月の誕生石です。
シトリンの歴史
シトリンの歴史は数千年前にまでさかのぼります。

紀元前300年のギリシャヘレニズム時代、温かみのある色合いをした珍しい石として、装飾用宝石や装身具として広く使用されていたのだそう。
紀元前8〜6世紀ごろに編纂された旧約聖書には、あの海が割れる絵でおなじみのモーセの兄・アロンの胸当てにシトリンが飾られていたとの記述があります。
さらに、中世のケルト人は病気や毒から身を護るためにこのシトリンを用いていたのだとか。
シトリンのでき方
古くから人々に愛されてきたシトリン。水晶(クォーツ)の仲間ですが、そのクリアなイエローは主に鉄によってつけられます。

同じく水晶の仲間であり2月の誕生石でもあるアメシストが、地熱などで熱せられた際、中に含まれる鉄分が変化して黄色になるんだそうです。
シトリンをあしらった先輩作品
これまでに、鎌倉彫金工房で結婚指輪または婚約指輪をお作りいただいたお客様の中からシトリンを使った指輪をご紹介します。

シトリンのあたたかみのある黄色い輝きは華やかなゴールド素材によく似合います。適度に力の抜けた大人な落ち着きを感じますね。

柔らかなピンクゴールドに繊細なヘアライン加工を施して、シトリン、ガーネット、エメラルドの美しさが際立ちます。

つちめを施したリングに、渋い輝きを放つシトリンを一粒。ホワイトゴールドとマット加工で荒々しくハンサムな1本に仕上がっています。

メインダイヤの美しさを讃えながら、確固たる自分らしさを持つサイドストーンとしてのシトリンは、とっても素敵です。

マットとクリアの仕上げを施したリングの中央に光るシトリンが美しい結婚指輪。男性の指輪の内側にもさりげなくシトリンが光ります。
秋の穏やかな日差しを思わせてくれるシトリン。静かに輝く黄色に、紅葉を思わせてもくれるようですね。








