結婚指輪の仕上げ – クリア 、マット、ヘアラインの違い –
2022.09.06
結婚指輪の仕上げには、さまざまな種類があります。指輪のデザインが同じでも、仕上げの方法が違うと、随分と印象が変わるものです。
当工房では、クリア、マット、ヘアラインの3種類の仕上げ方法がございます。今回は、どのような仕上げにするか迷われている方に向けて、仕上げの違いについてご紹介します。
鎌倉彫金工房のクリア仕上げ
クリア仕上げは、指輪の表面を鏡のように磨き上げます。指輪に顔が映るほどスムーズな表面になることから、鏡面仕上げ、ミラー仕上げなどとも呼ばれます。磨き上げる作業は大変ですが、作りがいを感じていただける工程です。
光沢と艶があり、指輪の表面に光が反射してキラキラと輝く、最もスタンダードな仕上げです。
鎌倉彫金工房のマット仕上げ
マット仕上げは、つや消しとも呼ばれます。表面に細かい凸凹を刻むことによって、しっとりと落ち着いた質感や独特の輝きを表現でき、近年とても人気があります。
一般的には機械を使用して仕上げますが、鎌倉彫金工房ではヤスリを使って手作業で仕上げます。満遍なく指輪の表面に傷をつけるため手作り感があり、アンティークな質感が特徴です。
鎌倉彫金工房のヘアライン仕上げ
ヘアライン仕上げは、髪の毛のように細い傷のような筋を入れることから、ヘアライン仕上げと呼ばれています。整った縦のラインの溝が光をきれいに反射し、シルクのような質感を演出します。
マット仕上げと比べると色味が落ちついて見えるので、上品で控えめな仕上がりが特徴です。
異なる仕上げの組み合わせ
異なる仕上げを組み合わせて、楽しむ方法もあります。
オプション加工:ライン
異なる仕上げを組み合わせ、境界線にラインを入れる加工です。クリア仕上げとマット仕上げや、ヘアライン仕上げと組み合わせたり、どちらも楽しむことができ、メリハリが感じられるデザインです。直線的なラインが、シャープな印象を与えます。
オプション加工:クロス
左の結婚指輪は、中央部分のみ仕上げを変えています。艶あり・艶なしのコントラストと、ねじれるようなデザインがアクセントとなり、手元に動きを生み出します。
当工房の手作り結婚指輪について、これまでにお作りいただいた作品例も多数ございますので、よろしければご覧くださいませ。
※オプション加工は指輪の制作から2~3週間のお預かりで完成いたします