結婚指輪にシルバー素材はアリ?

2023.03.03

結婚指輪の素材として、シルバーでも良いの?というお声を聞くことがあります。シルバーは、ファッションリングのイメージが強いからかもしれません。

素材の特性を理解した上でお選びになるのであれば、シルバー素材の結婚指輪でも全く問題ありません。

今回は、シルバー素材の結婚指輪についてご紹介します。

 シルバー素材とは?

金・銅に次いで発見された金属で、ジュエリーに使用する場合は銅などを加えた合金を使用することが一般的です。長い間空気に触れると硫黄と結合し硫化銀になりますが、シルバークリーナーなどで簡単にきれいにすることができるため、長くご愛用いただけます。 

シルバー素材は結婚指輪にふさわしい?

結婚指輪の素材として、プラチナやゴールドをお選びになる方が多いのは事実です。しかし「プラチナやゴールドでなければならない」というルールがあるわけではありません。

シルバーリングのメリットとデメリットはそれぞれございます。おふたりで相談されて、納得して決められるのであれば、シルバー素材を選んでも全く問題はございません

シルバーリングのメリット 

シルバーリングのメリットとして、3点お伝えします。

 1, リーズナブルな価格

シルバーは産出量が多く、プラチナやゴールドに比べリーズナブルな価格で手に入れることができます。価格を抑えた分、婚約指輪のダイヤモンドやデザインにお金をかけることもできますね。 

プラチナと同じ白銀色なので、外見上も問題ありません。

2, 加工がしやすく、デザイン豊富

シルバーは全ての素材の中で一番加工がしやすいという特徴があります。そのため、シンプルな指輪から複雑な細工を施した指輪まで、さまざまなデザインが実現可能です。手作りする際も、デザインの制約を受けにくいというのは嬉しい点ですね。

 シルバー素材は、銀の割合が高いほど柔らかくなります。ジュエリー制作に適した素材として、当工房は「シルバー950(全体の95%が銀)」を使用しています。

3, 輝きが強い

シルバーは貴金属の中で最も反射率が高い素材といわれています。プラチナやゴールドよりキラキラと光を放つことから、ラテン語では「輝くもの」と呼ばれているそうです。古くは魔よけとして用いられていたのだとか。

輝きが強すぎると感じる場合は、マット仕上げ(つや消し)にすると、質感が変わります。手作り感や落ち着きのある仕上がりになり、柔らかな光沢が感じられる指輪になります。

今回は、シルバー素材の結婚指輪についてご紹介しました。おふたりで相談しながら、ぴったりの結婚指輪を見つけてみてはいかがでしょうか。

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