結婚指輪の歴史とは?

2024.09.07

結婚を誓ったお二人が互いに贈り合う「結婚指輪」。日本でも結婚の際に指輪を贈り合う文化が生まれ、現在では多くのご夫婦が身につけているアイテムです。

そんな結婚指輪の起源はヨーロッパからはじまったと言われていますが、日本にはいつから広まったのでしょうか?

今回は、結婚指輪の歴史をご紹介します。

 

結婚指輪の歴史とは?

結婚の証として「結婚指輪」を交換する習慣は、9世紀のローマからはじまったと言われています。ローマ教皇のニコラウス1世の結婚式で花嫁に金の指輪、花婿には鉄の指輪を贈り合ったことがはじまりとされ、次第に男女間で結婚指輪を交換することが一般的な習慣になっていったそうです。

婚約指輪を女性へ贈る習慣は、さらにさかのぼること古代ローマからあったとされていますが、「結婚指輪」の習慣は、婚約指輪よりだいぶ後から広まったのです。

 

日本における結婚指輪のはじまりは?

ヨーロッパでは古くからその習慣があった結婚指輪。日本で結婚指輪が普及し始めたのは、明治時代に入ってからだと言われています。

文明開化によって西洋文化が国内に流れ込んでいき、結婚指輪の交換が行われるキリスト教会の結婚式も伝来し広まっていったとされています。

大正時代になると人々のあいだで結婚指輪を身につける習慣が定着し、結婚式の形式に関わらずに結婚指輪は「結婚の証」として必須のアイテムになっていきました。

 

結婚指輪より遅れて婚約指輪ブーム到来?

こうして明治時代から結婚指輪の習慣が日本に広まっていきましたが、婚約指輪が定着したのはこれよりもずっとあとの昭和30年代だと言われています。

ダイヤモンドの輸入制限がなくなったことで日本に広まることとなり、指輪の中心にダイヤモンドを添えた「婚約指輪」が注目を浴びるようになりました。

昭和40年代には、ジュエリー会社による婚約指輪のキャンペーンが行われ、「婚約指輪は給料の3ヶ月分」というキャッチコピーとともに婚約指輪はプロポーズの必須アイテムとして注目され、人気が定着していったそうですよ。

 

ヨーロッパでは婚約指輪の歴史の方が古いのに対して、日本では逆に結婚指輪の方が先に定着していきました。

今回は、結婚指輪の歴史についてご紹介しました。

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