結婚指輪や婚約指輪の内側に、お二人の記念日やイニシャルなどの文字を刻む「刻印」加工。しかし、刻印に入れたい文字を間違ってしまったり、長く使う中で文字を入れ直したくなったりすることなどもあるかもしれません。

今回は、指輪に刻んだ刻印を入れ直すことができるのか、ご紹介していきます。

婚約指輪・結婚指輪の刻印の入れ直しはできるのか？

刻印の入れ直しとは、指輪に入れたイニシャルや記念日などの刻印を消し、新しい文字を入れること。複雑なデザインの指輪や、特殊な素材を除いて対応してくれる店舗が多いようです。

また、刻印を入れていない指輪に後から刻印を入れてくれるショップもありますから、あとから記念日を入れたくなった場合は、指輪を購入した店舗に相談してみると良いでしょう。

入れ直しの方法について

刻印を入れ直す方法は、大きく分けて3つの方法があります。それぞれの方法と注意点をご紹介します。

・刻印をつぶしてから彫りなおす方法

刻印をつぶして磨き直し、その上から新しい刻印を彫りなおす一般的な方法です。指輪のサイズや厚みが薄くならないよう、注意を払いながら作業します。

当工房のアフターケアは、こちらの方法でお直しを承っています。

・金属で溝を埋めて彫りなおす方法

刻印部分に金属を足し、刻印を埋めたあとに新しく刻印を彫りなおす方法です。削って彫りなおす場合と異なり、指輪の厚みが変わることは少ないですが、使用している素材によっては仕上がりにムラが生じる場合もあるそうです。特殊な素材を用いている場合は注意が必要です。

・刻印部分をレーザーで溶かし、彫りなおす方法

刻印を入れた部分にレーザーを当てて金属を溶かし、研磨してから新たに刻印を入れる方法です。溝が深い場合は、新たに金属を足してからなめす場合もあるそうです。金属が削られる部分も少ないため、指輪の大きさなどに変化が生じにくいと言われています。

入れ直しにかかる期間や費用は？

刻印の入れ直しの費用は、基本的に有料となる場合が多いそうです。購入したお店や入れ直しの方法で異なりますが、相場は約3,000円〜10,000円くらいと言われています。ただし、店舗によってはアフターケアで無料で受け付けている場合もあるため、まずは指輪を購入した店舗に相談してみると良いでしょう。

また、お直しの期間についても購入したお店によって異なりますが、基本的に1〜4週間前後で対応してくれる店舗が多いようです。

鎌倉彫金工房のアフターケア

当工房では、アフターケアとして無償で婚約指輪・結婚指輪の刻印の入れ直し、消去、追加を承っております。

※指輪の状態や内容によっては有料となる場合がございます。

当工房で指輪をお作りいただいた方で刻印の入れ直しを検討されている方は、お気軽にご相談くださいませ。

アフターケアの詳細はこちら（https://kamakura-chokin.com/after）よりご確認いただけます。