「両家顔合わせ会」とは、結婚が決まったお二人の家族が一堂に会して親睦を深める食事会などのことです。初めて顔を合わせるときには「緊張して会話が弾まなかったらどうしよう」「盛り上げられるか不安」と心配に感じてしまう方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方には、最近話題の「しおり」がオススメかもしれません。

今回は「両家顔合わせ会」と、楽しく過ごすアイテム「しおり」について調べてみました。

 

・「両家顔合わせ会」とは？

両家顔合わせ会は、婚約が決まったときにお二人がそれぞれの親を紹介する目的で設けるものです。結納と違って決まった形式やルールはなく、両家の親睦を深めることが目的です。

結納の代わりとして、お互いの家族を紹介するための食事会や、結納に先立って両家が挨拶をかねた食事会として開くことが多いとされています。

 

・顔合わせ会のマナーって？

両家顔合わせ会は、多くの場合お二人が両親をお招きして行うスタイルで行われます。一般的には、出入り口からいちばん遠い上座から、両家の父、母、本人という席順で座ることが基本的なマナーです。

とはいえ、両家顔合わせ会には絶対的なルールはありません。両家の親交を深めることが一番の目的となるため、両親の間に本人同士が座るなどして、和やかに話ができる席順で大丈夫です。

 

・顔合わせ会の「しおり」

顔合わせ会を和やかに、段取り良くすすめるために用意する「しおり」。顔合わせ会の概要や、お二人と家族のプロフィールなどを書き記します。

「しおり」を準備しておくことで顔合わせ会をスムーズに進められることはもちろん、「しおり」に記載したプロフィールなどの内容をもとに、会話を盛り上げるきっかけも作れますよ。

 

・「しおり」の具体的な内容や構成は？

「しおり」は両親に配るものなので、デザインや内容も簡易的なものでOK。A4サイズの用紙を二つ折りにし、真ん中にひもをかけたりホチキスでとめて冊子にする人や、三つ折りの形で用意する方が多いそうです。

「しおり」に載せる内容にも決まりはありませんが、基本的に以下のような内容を入れることが定番です。

＜定番の項目＞

・食事会の日時や場所

・お二人からの挨拶

・当日の流れ

・お二人のプロフィール

・ご家族の紹介

・今後の予定（結婚について）

その他にも「お二人のなれそめ」や「ペットの情報」など、会話のきっかけになりそうな情報を盛り込むこともおすすめです。

 

最後に、「しおり」の具体的な構成を簡単にご紹介します。ページの冊子の形でしおりを作る場合の一例です。

＜表紙(1ページ目)＞…両家の名前、「顔合わせ会」などの会合名、日付や場所を記載します。

＜2~3ページ目＞…お二人からのご挨拶、当日の流れを記載します。

＜4~5ページ目＞…お二人のプロフィール、両家のご家族紹介を記載。趣味や好きな食べ物など、会話のねたになりそうな情報を載せるのも◎です。

＜6~7ページ目＞…今後の予定（結婚式について）と、結びの挨拶を記載します。

 

今回は、両家顔合わせ会と「しおり」についてご紹介しました。

「しおり」作りは、両家顔合わせ会を成功に導くだけでなく、きっとお二人の素敵な思い出にもなるでしょう。顔合わせ会を控えている方の参考になりましたら幸いです。