鎌倉、春の行事
2019.02.28
今年の冬は暖かかったですね。
毎年自宅にやってくる結露も、今年は影を潜めていました。
気象庁によると、エルニーニョ現象が夏ごろまで続くため、この先も雨の日が少なく、気温が平年より高い状態が続きそうなのだそう。そんな平成最後のお出かけ日和にぴったりな、鎌倉のイベントをまとめてみました。
鎌倉まつり
鎌倉まつりとは、1959(昭和34)年から行われている、鎌倉の春の代名詞として知られる伝統的なおまつりです。61回目の今年は4月14日から21日に開催されます。
武者姿の射手が疾走する馬の上から三つの的を射抜く、鎌倉時代からの伝統武芸・流鏑馬や、源義経の恋人・靜御前に扮した女性が披露する、華麗な静の舞などが楽しめます。
献詠披講式
神前で和歌を読む平安時代から宮中に伝わる伝統行事。
鎌倉時代の鎌倉では、源頼朝が自身の御所でお花見をする際、詩歌に曲節をつけて詠み上げる「管弦詠歌の儀」を行っていたのだそう。このエピソードにならって、鶴岡八幡宮では3月23日に境内の舞殿で献詠披講式が執り行われます。
扇湖山荘の庭園公開
鎌倉山にある扇湖山荘。かつては製薬会社の創業者、長尾欽弥・よね夫妻の別荘であり、今は鎌倉市によって管理されています。東京ドーム9個分もの広大すぎる土地の一角にある山荘のお庭が、1年に2度だけ公開されます。
数寄屋造りの名手・大江新太郎による戦前の和風文化を感じる母屋や、近代日本庭園の先駆・七代目小川治兵衞と弟子の岩城亘太郎による庭園。
行ったことのある友人は、品格高い映画の世界を歩いているようだったと言っていました。次の公開は、3月29日だそうです。私も今年こそ行ってみたい!
花祭り
お釈迦さまが生まれた日を祝うお祭りです。長谷寺、建長寺など市内の寺社にて、4月8日に行われます。
お釈迦さまは古代インドのルンビニという場所にあった花園で誕生したとされており、花祭りではこれに由来して、とりどりの花で飾られた花御堂(はなみどう)が設けられます。
お花見
忘れてはならないのが、お花見。
暖かいことから、鎌倉にも平年より早めに開花ラッシュがやってきそうです! ウェザーマップによると、横浜の開花予想が3月24日、満開が4月1日。tenki.jpでは横浜の開花予想が3月21日、満開が3月26日となっています。
鎌倉では、長谷寺、鶴岡八幡宮の段葛や源氏池、源氏山公園などが桜の名所として知られています。花粉対策をして、お花見を楽しみましょう。
桜以外にも、長勝寺や明月院の雪柳(ユキヤナギ)
長谷寺の木瓜(ボケ)もおすすめです。