鎌倉の桜2020

2020.03.23

近頃の自宅待機モードを意に介さず、季節は刻々と移ろいでいます。

今年も桜の季節がやってきました!

ウェザーニューズの桜開花予想(3月3日発表)によると、2020年関東のソメイヨシノの開花は、過去5年の平均よりやや早い~早い予想で、記録的な早さとなるところもあるのだとか。

横浜の開花予想は、ウェザーマップで3月13日、満開が3月23日。日本気象協会では開花予想が3月16日、満開が3月25日となっています。

日本最古の八重桜は鎌倉生まれ?

鎌倉では、長谷寺、鶴岡八幡宮の段葛や源氏池、源氏山公園などが桜の名所として知られていますが、普賢象と桐ヶ谷という2本の「鎌倉原産の桜」があるのは、みなさま知っていますか?

普賢象(ふげんぞう)は、ソメイヨシノより後に咲く八重桜です。名前の由来は、かつて鎌倉にあったお堂に祀られていたという普賢菩薩様。花の形が普賢菩薩が乗っていた白象の鼻に似ていることから名付けられたのだそうです。

室町時代には既に広く知られていたといい、八重桜の中では日本最古の品種と言われています。

By Gentiana(Wikimedia Commons)

上の写真のように、うすべに色〜白色の大きめでころんと愛らしい花を咲かせるんですよ。

一方の桐ヶ谷(きりがやつ)は、伊豆大島から材木座の桐ヶ谷へ持ち込まれたオオシマザクラが突然変異して生まれたという八重桜。京都御所にも植えられていたと伝えられており、後水尾天皇があまりの美しさに車を引き返して眺めたという言い伝えから、御車返し(みぐるまがえし)との別名もあります。

花びらが5枚の一重と5枚以上の八重が混じる不思議な桜。淡いピンク〜紫の大輪が可憐でゴージャスですよね。

普賢象は大船フラワーセンターや横浜の三ツ池公園などで、桐ヶ谷は極楽寺や本覚寺などで見ることができるので、ブルーシートでのお花見は自粛…という方も、鎌倉へいらしたらお散歩がてら訪れてみてください!

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