指輪素材で注目のジルコニウムとは。ジルコニウムリング3つの特徴

2020/06/17

ジルコニウムを初めて指輪の素材として用いたのは、日本のSORAというブライダルジュエリーブランド。以降日本を中心に様々なブランドがジルコニウム素材の結婚指輪をラインナップするようになりました。

ここでは、ジルコニウム素材の指輪の特徴をご紹介します。
※「ジルコニウム」は鎌倉彫金工房では取り扱っておりません。

ジルコニウムとは

ジルコニウムとは金属の名前です。元素記号「Zr」と表記され、プラチナと同様レアメタル(英語ではマイナーメタル)のひとつとして数えられています。

宝石にもなる、歯にもなる

ジルコニウムが酸素と結合するとジルコニア(ZrO2)になります。

ジルコニウムよりもこのジルコニアのほうがあらゆる業界で広く使われており、耐熱性に優れている特徴から宇宙ロケットの外壁に使われたり、透明感の高さから天然の歯に最も近い色を再現できると義歯に、高い屈折率からダイヤモンドにそっくりのキュービックジルコニアという宝石となってアクセサリーに使われたりします。

ちなみにジルコニウム元素が含まれている宝石には、ジルコンというものもあります。ジルコニウム元素が発見される前から広く親しまれていたといい、中世のヨーロッパでは、悪霊を追い払って富や名誉を引き寄せる石だと信じられていたのだそうですよ。

ジルコニウムリングの特徴1.色鮮やかな発色

ジルコニウム自体はプラチナよりくすみのあるシルバー色をしているのですが、熱などの加工を加えることによって虹色、真っ黒など自在に色を変え、独特な色彩を発色します。

CDの虹色と仕組みが似ているそう。詳しく知りたい方はぜひ「干渉色」で調べてみてください(私は分かったような分からないような感じです…)。

ジルコニウムリングの特徴2.金属アレルギーを起こしにくい

金属アレルギーの原因とされる金属イオンが溶け出すことがない金属であるので、汗や温泉などの影響を受けずに金属アレルギーの人でも身につけることができます(すべての方にアレルギーが起こらないということではありません)。

ジルコニウム以外に“金属イオンが溶け出すことがない”金属には、チタン、タングステン、ハフニウム、タンタルなどがあります。

ジルコニウムリングの特徴3.軽くて硬い

ジルコニウムの重量はプラチナの1/3(1cm3あたりの重さ:6.52g)。一方で硬さはプラチナの1.6倍(ビッカース硬さ:903MPa)あります。軽いつけ心地と傷のつきにくさを両立できるのも、ジルコニウムの特徴です。