鎌倉彫金工房のダイヤと誕生石の留めかた4
2016.05.24
こんにちは、鎌倉彫金工房です。
今回の工房日和では、鎌倉彫金工房でできるダイヤなどの宝石の留め方について、ご紹介します。同じ宝石でも、その留めかたによって指輪全体の表情がガラッと変わりますから、よく悩んでみてくださいね。
それぞれの留めかたについて、当工房にサンプルをご用意していますから、お気軽にご相談ください。
爪
爪とは、リングの真ん中にセンターストーンと呼ばれるダイヤを置き、それを4本の爪で留める留めかたです。
シンプルで気品のある印象を与え、ダイヤなどの宝石を一番美しく見せる留めかただと言われています。特に、婚約指輪のイラストを書いて、と言われるとこの爪を書く人が多いように、婚約指輪の中では、この爪が最も代表的なデザインです。鎌倉彫金工房では、0.1ct、0.2ct、0.3ctからお選びいただけます。
枠(ミルタイプ)
枠とは、ダイヤを枠で囲んで留めたデザインで、ベゼルセッティングとも呼ばれます。爪に比べて服などに引っかかりにくいため、普段使いしやすいのが特徴です。また鎌倉彫金工房では、枠の中でも2つのデザインからお選びいただくことができます。
ミルタイプは、枠に細かな玉模様を彫り入れるもの。この模様で光が反射すると、ダイヤがキラキラと輝いているごとくゴージャスな印象を与え、かつ、花びらのようなキュートで繊細なイメージもあります。さらに「ミル」には「千」という意味があります。千歳、千羽鶴のように千という文字には、子宝、永遠、長寿などの意味が込められており、婚約指輪や結婚指輪にぴったりなデザインだと言われているんですよ。鎌倉彫金工房では、0.03ctか0.1ctからお選びいただけます。
枠(フクリンタイプ)
枠の中でも、枠をそのまま倒してセットするフクリンタイプもあります。ダイヤを囲むように四方から留めているため、キズや割れなどからダイヤを守ってくれます。輝きのシャープなダイヤもこのフクリンタイプで留めれば、ふんわりと優しい輝きに変わり、カジュアルでモダンな印象を与えてくれるんです。
埋め
指輪本体に宝石を埋め込んだデザインです。高さがなく、普段使いに適していますから、毎日身につけるような結婚指輪などでも人気の留め方で、ダイヤだけでなく誕生石を埋め込むこともできます。
0.1カラット以下の小さな宝石のことを、メレといいますが、このメレをセンターストーンの周りに埋めたデザインも人気です。センターストーンの存在をより引き立たせてくれるため、華やかな印象を与えることができるんですよ。
鎌倉彫金工房の石入れについて
鎌倉彫金工房では、お作り頂いた結婚指輪にダイヤや誕生石を入れることができます。石入れがご希望の場合は、2~3週間お預かりし、石入れが完了した後、再度ご来店いただくか郵送にてお届けいたします。