鎌倉での文化体験:陶芸教室はいかが?
2022.08.29
秋は「芸術の秋」とも言われますが、皆さまは陶芸体験をされたことはありますか?
旅先でのアクティビティで陶芸体験をされたり、趣味と実益を兼ねて楽しんだりする方もいらっしゃっるかもしれません。
今回は、初心者でも陶芸を気軽に体験できる、鎌倉市内の窯をご紹介します。
陶芸とは?
公益社団法人 日本工芸会 東日本支部のホームページには、「陶芸」について、以下の記載があります。
”陶芸は、土で形を作り、窯の中で焼き上げる土の芸術です。約1250度という高温で焼かれており、形や色(絵付け)など表現も多様で実用性はもちろん美術工芸としても貴重なものです。”
陶芸は日本各地で発達しており、「有田焼」「九谷焼」「備前焼」など、それぞれの土地の名前がついているものもあるので、なじみのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
鎌倉で陶芸体験できる窯
鎌倉で陶芸体験ができる窯を2つご紹介します。
1.鎌倉明月窯
北鎌倉駅から徒歩約10分のところにある鎌倉明月窯では、陶芸の一日体験教室が開催されています。
こちらでは、3種類の陶芸体験ができます。「ロクロ体験」では電動ロクロを使います。1回に4名程度まで可能で、所要時間は約2時間。焼き上がりまでに約30~40日ほどだそうです。
「手作り(手捻り)体験」では、手捻りやひも作り等で作品を作ります。小丼や中鉢等は1個、湯呑や小ぶりのカップなら2個作れるようですが、粘土の追加をすると大きな作品や沢山の作品も。所要時間は、約2時間半~3時間。こちらも焼き上がりまでに約30~40日ほど。
「絵付け体験」では、素焼きをした素地へ、自由に絵付けができます。所要時間は、約1~2時間。焼き上がりまでは3~4週間ほど。
初心者の方のための教室なので、陶芸が初めての方でも安心です。気になる方はぜひ、ホームページをご確認くださいませ。
2.たからの窯
こちらもJR北鎌倉駅より徒歩約10分。陶芸体験教室として使われている小屋には、登り窯が鎮座しています。この窯は昭和10年頃、女性陶芸家である久松昌子氏によって築かれたそうです。
たからの窯では、初心者の方から経験者の方まで楽しめるワークショップが開催されています。
「葉っぱの器づくり」では、庭の植物を使った季節感溢れる器を、「手びねり体験」では、粘土をひも状にして積み、自由な形を作ることができます。「電動ろくろ体験」は各回ひと組だけなので、より集中して陶芸体験を楽しめそうです。
そのほか、抹茶茶碗、蚊遣り豚と子豚、おうちごはんセットを作るコースもあるようです。
今回ご紹介した窯は、どちらも緑に囲まれた自然豊かな場所にあり、じっくりとモノ作りをしたい方にぴったり。
芸術の秋、陶芸体験に挑戦して、心穏やかに過ごしてみるのも素敵です。