うさぎと鎌倉
2022.12.26
来たる2023年は「うさぎ年」。鎌倉でうさぎにゆかりのある場所といえば、明月院や鎌倉五郎本店が思い浮かびます。
今回は、うさぎをテーマにした鎌倉のご紹介です。
「うさぎ寺」とも呼ばれる明月院
明月院は「あじさい寺」と呼ばれ、数千本ある紫陽花を愛でるため、多くの参拝者が訪れます。このお寺は、別名「うさぎ寺」ともいわれているのをご存知でしょうか。明月院の「月」にちなみ、境内には数々のうさぎを見つけることができます。
まずは拝観口を左に抜けるとすぐ、橋のたもとに一匹のうさぎが佇んでいます。まるで、川のせせらぎを聴きながら、遠くの景色に思いを馳せているかのようです。
拝観口近くの「月の広場」にも、うさぎの置物が。ここのうさぎ達は、季節に合わせて装いを変えることもあるそうです。お散歩しながら、可愛いうさぎ達を探してみてくださいね。
また、中門の横には「宇宙ステーション」と名付けられたうさぎ小屋があり、本物のうさぎ達に出会えます。ただし、満月の夜になるとうさぎを乗せたロケットが秘密基地に向かうらしく、不在になることもあるそうですよ!
社務所にはうさぎにちなんだお守りが置いてあります。「福うさぎお守り」は、「うさぎは とんではねはね つきをよぶ」と、「月」と「ツキ」をかけた開運お守り。「宇宙まもり」は、透明な容器に白いうさぎが入った珍しいお守りです。気になる方は、手に取られてみてはいかがでしょうか。
参拝後には、ホッと一息ツキたいところ。境内にある茶室「月笑軒」では、おしながきやティースプーン、つり銭受けなどでもうさぎの姿が見られるようです。
また、明月院の門前にある和風喫茶「茶寮 風花」は、うさぎまんじゅうが有名です。店内にはたくさんのうさぎグッズが置いてありますので、よろしければ訪れてみてくださいね。
鎌倉菓子 鎌倉五郎本店のうさぎ
うさぎ印で有名なのが、鎌倉菓子 鎌倉吾郎本店。鎌倉の小町通りに本店を構える 鎌倉菓子のお店です。可愛いうさぎが描かれたパッケージや、うさぎの刻印が押された半円のおせんべいを、一度は目にしたことがある方も多いかもしれませんね。
「半月」は言わずと知れた鎌倉銘菓で、香ばしく焼き上げた甘味のあるおせんべいと抹茶や小倉のクリームが絶妙な組み合わせです。
来年の卯月にちなんだ「卯月半月」、「鎌倉はさんだょ」、新作の「うさいちご」などもおすすめです。オリジナルうさぎ缶に入った詰め合わせは、贈答用としても喜ばれそうですね。
今回は、うさぎと鎌倉をテーマにお届けしました。ご興味のある方は、卯年にあやかって、鎌倉の愛らしいうさぎたちに会いに行かれてみてはいかがでしょうか。