異国情緒あふれる横浜山手〜元町エリアのすすめ

2023.12.05

横浜山手から元町エリアは、横浜の中でも特に異国情緒を感じられるエリアとして有名です。

多くの洋館が建ち並ぶ街並みは美しく、観光地としてもとても人気があるんです。しかし、どうして山手〜元町エリアには、異国の風を感じられる洋館が多いのでしょうか?

 

今回は、横浜山手〜元町が異国情緒あふれる街になった歴史と、おすすめの洋館をご紹介いたします。

 

横浜山手〜元町エリアに洋館が多い理由は?

山手~元町エリアの美しい街並みは、横浜港開港の影響から生まれたと言われています。

1859年の横浜港開港後、山手地区には1867年から1899年まで「外国人居留地」が設けられ、各国の領事館などが次々に建設されていきました。その後、条約改正時に外国人居留地は撤廃されましたが、現在でも異国情緒あふれる西洋建築が多く残されています。

 

洋館巡り おすすめスポット

山手~元町エリアにある7つの洋館は「横浜山手西洋館」と呼ばれ、西洋文化発祥の地として多くの人たちに親しまれています。今回は、その中から代表的な3つの洋館をご紹介します。

 

・外交官の家

最初にご紹介する「外交官の家」は、1910年にJ.M.ガーディナーの設計によって建てられた、明治政府の外交官・内田定槌氏の邸宅です。もともとは渋谷区南平台にありましたが、1997年に山手イタリア山庭園内に移築・復元されました。

華やかな装飾が特徴的なアメリカン・ヴィクトリアン様式を用いて建てられた外交官の家。木造2階建ての1階部分には食堂や客間、2階部分に寝室や書斎などの部屋があり、家具や調度類なども再現されているため当時の生活を体験することも。

外交官の家には喫茶室「ブラフガーデンカフェ」もあり、庭園を眺めながら軽食も楽しめます。

 

・エリスマン邸

エリスマン邸は、生糸貿易商社の支配人として活躍したフリッツ・エリスマン氏の邸宅として建てられました。1982年にマンション建設のため一度解体されましたが、1990年に現在の位置に再建されました。

「近代建築の父」と呼ばれるアントニン・レーモンドにより設計された邸宅は、木造モダニズム的な要素も持ち合わせ、創建当時は階上は下見板張り、階下は竪羽目張りの白亜の洋館だったそうです。

エリスマン邸にもカフェが併設されており、大正ロマンを感じながらコーヒーブレイクを楽しむことができます。

 

・ベーリック・ホール

最後にご紹介するのは、イギリス人の貿易商B.R.ベリックの邸宅として、1930年に建設された「ベーリック・ホール」。

玄関の3連アーチや四つ葉形の窓や、フレスコ技法が用いられた子息の部屋の壁など、スパニッシュスタイルを基調としながら、様々な様式・技法を取り入れたデザインの美しい建築物です。

 

 

今回は、異国情緒あふれる山手〜元町エリアについてご紹介しました。

山手〜元町エリアに訪れた際に、是非足を運んでみてくださいね。

横浜山手西洋館 公式サイトはこちら

 

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