裏元町の歴史とその魅力をご紹介

2024.08.03

鎌倉彫金工房 横浜元町が工房を構える「横浜元町クラフトマンシップストリート」は、職商人と食商人の街です。

訪れる人々に様々な発見や体験を与えてくれる楽しい街づくりを目指す元町には、あまり知られていない歴史があるんですよ。

今回は、「横浜元町」の裏の歴史とその魅力を少しご紹介していきます。

 

元町の「百段階段」

横浜元町には、かつて「百段階段」と呼ばれる高低差が23メートルある急階段があったそうです。開港以前から山手の山頂には「浅間神社」がありました。百段階段は、その参道だったようです。

ペリー来航によって開港の地となった元町はどんどん変わっていき、元々そこに住んでいた村民は立ち退きを強いられて別の区画に移住することになりました。百階段は、元村民のふるさとを想うシンボルとして重要なスポットとされていたそうです。

大正時代の関東大震災により、百階段と横浜の風景は大きく変わることとなりますが、現在も「元町百段公園」としてその名残を感じられるそうですよ。

 

様々な坂道の風景

元町の裏通りには、様々な坂道があります。

「西坂」と呼ばれる坂は二手に分かれ、ひとつがフェリス坂、もうひとつが乙女坂とも呼ばれています。それぞれ丘に連なる女学校を代表していると言います。

直線的な急坂である汐汲坂や、緩やかなカーブを描く代官坂。個人宅の入口のような、百段公園に繋がる高田坂の階段。深い森に誘われるような貝殻坂。坂道の風景はそれぞれ個性的で、エッジの効いた坂の様子はまさに「人を刺激する鋭い感覚」を持ち合わせているかのよう。職人たちの街であり、彼らの気迫がクラフトマンシップ・ストリートに続く坂をさらに鋭く見せているようにも感じられます。

 

路上観察の魅力

街を路上観察の視点で観察すると、様々な街の表情が浮かび上がってきます。路上観察をすることでその場所その街の息遣いが解るのが最大の魅力だそう。「路上」は様々なテーマに分類できますが、中でも「暗渠巡り」「マンホール」といった分野は多くのファンが世界を作り上げているそうです。

元町仲通りも、路上観察をすることで珍しい景色に出会えます。

 

 

今回は、鎌倉彫金工房 横浜元町の工房がある元町の歴史とその魅力をご紹介しました。

※本記事は、横浜元町クラフトマンシップストリート 公式サイトに掲載されている横濱界隈研究家・河北直治さんのコラムよりご紹介いたしました。

 

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