金相場はどのように決まる?金の価格の決まり方
2024.11.03
結婚指輪の地金の素材として高い人気を持つ「金」。
実は、金は株価と同じように相場によって毎日価格が変動しており、鎌倉彫金工房で取り扱っている金(K18)やプラチナも、それぞれの相場に合わせて価格が決まります。
今回は、金の価格が決まる仕組みについて調べてみました。
金相場が決まる仕組みとは?
金の相場は常に変動していて、世界中の市場における需要と供給のバランスに左右されて決まります。
世界中で取引されている金の相場は、ロンドンとニューヨークの金市場の影響が大きいと言われています。ロンドンの金市場では、毎営業日の現地時間の午前10時半と午後3時に、5大貴金属商により、値決めが行われています。ここできまった価格をもとに、各地の市場で現物の金価格が決められています。
その一方、先物取引の相場に関しては、ニューヨーク市場の価格が指標となっています。
日本での金価格は、最終的にドル円為替相場で相場が決まります。
為替が変動していくのと同時に金の相場も変動するため、金の相場は円高のときは低く、円安になればなるほど上がっていきます。
金の相場が変動するのはどんなとき?
日々変化する金の相場は、基本的には「金を購入したい人」が増えると金相場は上昇し、「金を売りたい人」が増えると金相場は下落します。
金は世界中の市場で取引が行われていることから世界の経済状況の影響も受けやすく、世界情勢が動くときにも大きく変動します。例えば、世界的に有名な企業が倒産するようなことがあると世界情勢は悪化し、株や債券が下落します。それに反比例するように、資産価値のある金の相場は上昇します。
また、物価が上昇することで起こるインフレと金の相場はつながっており、インフレが起こるタイミングで金の相場も上昇します。
最新の金価格の調べ方は?
金の価格は、最新相場をもとに計算することが大切になります。最新の価格を調べる方法は、主に「新聞をチェックする」「金を取り扱う企業のホームページでチェックする」の2つが挙げられます。
・新聞
毎日発行される新聞にも、金価格が掲載されています。各新聞によって掲載方法や掲載箇所は異なりますが、新聞をとっているご家庭では気軽に確認できます。ただし、新聞に掲載されている情報は「前日の金価格」のため、注意が必要です。
・企業のホームページ
金を取り扱っている企業のホームページでは、毎日金価格を更新しています。トップページなどのアクセスしやすい箇所に掲載されている場合が多く、手軽に日々の金価格を確認できます。企業の公式サイトでは基本的に1日1回金価格が更新されています。リアルタイムで更新されるわけではないため注意しましょう。ただし、金価格が急激に変動した場合は1日のうちに相場が更新されるケースもあるようです。
今回は、金の価格の決まり方についてご紹介しました。
金を売買する際の参考になりましたら幸いです。