ダイヤの豆知識 Q&A
2019.06.26
ダイヤにまつわる疑問にお答えします。
Q.ダイヤはなぜあんなに輝くの?
A.取り込んだ光を強く鋭く反射させるから
ダイヤの屈折率は、宝石の中でも最高クラス。それを活かすために、職人の手によりカットが施されます。取り込んだ光を内部で反射させ、その反射した光をさらに違う面に当てて反射させることで多くの輝きを外に放出しているのです。
さらにダイヤは光の分散率も高く、プリズムと言われる虹色の分散光を生み出すことができます。
Q.世界一硬いって本当?
A.ダイヤより硬い物質は存在します
カルビン、ウルツァイト、ロンズデーライトなど、ダイヤより硬い物質はいくつか存在しています。しかし、どれも顕微鏡レベルの結晶であるために実際の硬度ではなくシミュレーションで算出された値なのだそう。実際に計測できた物質の中では、依然ダイヤが世界一の硬さを誇ります。
ちなみに、ダイヤはひっかき傷への強さでは最高クラスですが、一瞬の衝撃に対してはあまり耐性がありません。ハンマーなどで叩くと、簡単に割れてしまうんですよ。
Q.なぜ婚約指輪といえばダイヤなの?
A.中世のヨーロッパから
婚約指輪にダイヤが使われるようになったのは中世のヨーロッパ。ダイヤの語源であるギリシャ語の「Adamas」には「不屈」「征服されない」という意味があり、ダイヤがもつ永遠の輝きとともに普遍の愛の象徴として、ハプスブルク家などの王侯貴族の間で流行しました。
日本で「婚約指輪といえばダイヤ」が定着したのは、1970年代。ダイヤモンド商最大手のデビアス社がおこなったキャンペーン「ダイヤモンドは永遠の輝き」が登場して以降だと言われています。
Q.ダイヤの選び方は?
A.4Cの「カット」に注目
ダイヤの価値を決める基準、4Cの中でも「カット」が、最もダイヤモンドの輝きに影響を与えます。より輝きにこだわる方は、予算と相談しながら最高クラスのEXCELLENTを検討してみてください。
Q.ダイヤが高価なのはなぜ?
A.希少で、人気があるから
キンバリーライトという岩石4トンから採れるダイヤはわずか1ct(0.2g)あるかないか。とても貴重です。一方で、ダイヤは世界中の人から人気を集めているため、高価なのです。
Q.お手入れの必要ってあるの?
A.YES。“油”で輝きを損なうことも
ダイヤは、光や薬品の影響を受けにくい一方で、皮脂などの油に馴染みやすい特徴があります。そのままにしていると、油が埃などといっしょに付着して輝きを損なってしまいます。
日常の汚れはメガネ拭きなどの乾いた柔らかい布で拭くだけでOK。曇りが気になるときは、中性洗剤や洗顔料で洗ってあげてください。