定番の結婚指輪、甲丸リングのアレンジ例
2022.07.26
シンプルな甲丸リングは結婚指輪の定番ですが、加工や仕上げのアレンジを施すことによって表情の変化を楽しむことができます。
今回は、「シンプルが良いけれど、少し個性をプラスしたい」という方に、甲丸リングのアレンジ例と印象の違いをご紹介します。
甲丸(こうまる)とは?
「甲丸」は表面に角がない、丸い形状のデザインです。指輪の基本の形と言われ、結婚指輪・婚約指輪では一番人気があり、長い間愛されてきました。
甲丸リングの魅力
甲丸リングの魅力を2つ挙げるとすると、まずは定番で飽きのこないデザインであること。
甲丸のデザインは結婚指輪や婚約指輪の中で最も人気があり、定番となったのは、1554年にイギリスのメアリー女王とスペインのフェリペ2世の結婚の際に用いられてからとされています。
コロンとした丸いフォルムが優しく柔らかな印象を与えます。シンプルな形で流行りすたりもないことが、着用していて飽きづらいポイントです。
次に挙げるのは、着け心地が良く、指になじみやすいことです。
指輪の表面に角張ったところがなく、隣の指にあたっても違和感が少ないデザインです。物に引っかかりにくい形状で、日常生活を送るのに適していると感じる方も多いようです。
甲丸リングのアレンジ加工例
定番の甲丸リングに加工を施してアレンジすると、個性の違いを楽しむことができます。4つの加工例をご紹介しましょう。
1.オプション加工:甲丸つちめ
指輪完成後に職人がお預かりをして、つちめ模様を施します。凹凸の強弱でオリジナル感やクラフト感が演出できます。定番の形状ながら、個性豊かな結婚指輪に仕上がります。
2.オプション加工:石入れ
小さなダイヤを指輪の表面に埋め込むことで、きらびやかな印象になります。宝石はダイヤのほか、12月までの誕生石や、カラーダイヤからお選びいただけます。記念日や誕生日にちなんだ宝石を入れるのもおすすめです。
3.オプション加工:ライン
右のイエローゴールドの指輪が甲丸リングです。鏡のように表面を磨き上げるクリア仕上げと、表面に細かい筋を入れたヘアライン仕上げを組み合わせ、ラインで区切っています。
ツヤツヤとした質感と落ち着いた質感のコントラストが魅力で、美しく立体的な仕上がりです。
※1~3のオプション加工は、指輪のご制作から2~3週間のお預かりで完成となります。
4.マット仕上げ
マット仕上げを施した甲丸リングです。表面に刻まれた細かな凹凸が光を乱反射させ、立体的でしっとりと落ち着いた輝きを放ちます。素材本来の持ち味が出て、手作り感があるのもマット仕上げの魅力です。
同じ形状の甲丸リングでも、仕上げや加工によって、印象の違いを楽しむことができます。
よろしければ下記より他の作品例もご覧くださいませ。