秋が見頃!鎌倉で見られる花をご紹介
2022.09.05
四季折々の自然が楽しめる鎌倉。ふと目に入る花の美しさに、心洗われることがあります。
今回は、鎌倉近辺でもうすぐ見頃を迎える花の種類と、秋の花が楽しめる場所についてご紹介します。
1.彼岸花(ヒガンバナ)
彼岸花は、夏の終りから秋にかけて咲く花です。お彼岸の頃に開花する品種や、夏に開花する品種もあります。お盆を過ぎ、秋のお彼岸の頃に咲く赤い品種は、リコリス・ラディアータと呼ばれるものです。
田んぼのあぜ道などに咲いている真っ赤な彼岸花に、季節を感じたことがある方もいらっしゃるかもしれません。その鮮やかさとハッとする佇まいが印象的な花です。
鎌倉近辺で彼岸花が見られる場所は、鶴岡八幡宮、英勝寺、浄光明寺など。特に英勝寺は彼岸花の名所として、多くの人に親しまれています。例年の見頃は、9月中旬から10月上旬くらいまで。
2. 萩(ハギ)
萩は「秋の七草」の一つで、夏の盛りから咲き始め、秋の初めに満開になります。秋の七草は、日本最古の歌集である『万葉集』に収められた山上憶良の歌に由来しています。「ハギ、オバナ(ススキ)、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、アサガオ」といわれていますが、アサガオが何を指すかは諸説あり、今のアサガオという説や、キキョウなどの説も。
グラデーションがかかったような赤紫色の萩は、垂れた枝にたくさんの花が咲きます。日本では山野に自生していたり庭木としても使われるため、比較的、身近な秋の花といえます。
鎌倉近辺で萩が見られる場所は、宝戒寺、海蔵寺、浄光明寺など。例年の見頃は、9月中旬から下旬頃です。
3.金木犀(キンモクセイ)
金木犀は、香り高い花です。どこからともなく漂う甘い香りに誘われあたりを見回すと、光を浴びて金色に輝く金木犀の姿を見つけることがあります。
オレンジ色の小花が集まって可憐に咲く様子に、秋の到来を感じます。
鎌倉近辺で金木犀が見られる場所は、円応寺、妙本寺などです。例年の見頃は、10月の上旬から中旬頃。
気候の良い秋は、お出かけするにもピッタリの季節です。花を眺めながら、ウォーキングや、ピクニックなども楽しんでみてはいかがでしょうか?
※最新の各寺の情報や開花状況は、ホームページなどをご覧くださいませ。