赤ちゃんへの最初の贈り物「ベビーリング」の特徴と歴史
2024.09.09
赤ちゃんが生まれた記念に贈られる「ベビーリング」。赤ちゃんの健やかな成長を願うその小さな指輪を贈る風習は、いつ頃から始まったのかご存知でしょうか?
今回は、ベビーリングの特徴とその歴史についてご紹介します。
・ベビーリングのはじまり
ベビーリングは、16世紀のヨーロッパから始まったと言われています。
当時、ヨーロッパでは赤ちゃんの誕生を祝って「銀のスプーン」を贈っていました。
銀のスプーンには「一生食べ物に困らないように」「元気に育ちますように」という願いが込められ、赤ちゃんが初めて食事をするときに使われていたそうです。
多くの願いがこもった銀のスプーンを贈る習慣は、やがて時代とともに変化していき、現在では銀の指輪を贈るようになりました。
ヨーロッパのセレブの間で流行していたベビーリングを贈る習慣は、日本でも少しずつ広まり、近年では「幸せのお守り」としてベビーリングの人気が高まっています。
・ベビーリングの特徴は?
ベビーリングは、赤ちゃんに贈る指輪ということから「小さい指輪」という特徴があります。
その使い方に決まりは特にありませんが、一般的には「赤ちゃんが生まれた記念にベビーリングを添えて写真を撮る」「ネックレスとして身につける」という方法があります。
また、ベビーリングを選ぶときには「素材」「デザイン」「使うシーン」の3つから選ぶことがポイントです。
素材
一生にひとつの大切なベビーリングだからこそ、素材にもこだわって贈りたいですよね。ベビーリングの持つ意味から「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」素材を選ぶことがおすすめです。
デザイン
お母さまが身につける場合は、身につけやすいデザインに仕上げるのもおすすめ。また、お二人の結婚指輪とおそろいのデザインや、赤ちゃんの生まれた月の「誕生石」を埋め込んだデザインのベビーリングも人気です。
使うシーン
「赤ちゃんと記念撮影をする」「お母さまが普段使いする」「成長したお子さまへ贈る」など、いつどのようにして使うかを想像して選ぶこともポイントです。
・ベビーリングは誰が贈る?
ベビーリングを贈るパターンは、大きく分けて3つあります。
ご両親からお子さまへ
お父さま・お母さまから生まれてきたお子さまへ、すこやかな成長を願ってベビーリングを贈ります。
お父さまからお母さまへ
出産したお母さまへ、お父さまから感謝の気持ちを込めてベビーリングを贈ります。お子さまが大きくなるまではお母さまがベビーリングを身に着け、成長したお子さまへ改めてベビーリングを贈れることで特別な記念にもなります。
ご親戚・ご友人へ
ご親戚やご友人へベビーリングを贈ります。出産祝いにもぴったりですし、親しい人からの贈り物はお互いにとって大切な記念にもなります。
赤ちゃんの成長を願う「幸せのお守り」であるベビーリングについてご紹介しました。
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大切な相手への贈り物に、是非参考にしてみてくださいね。