実は環境に優しい?手作り結婚指輪のサステナブルな側面
2023.08.25
近年、人や社会、環境問題に対する取り組みが重視され、ブライダル業界やジュエリー業界でも様々な取り組みがおこなわれています。SDGsなどへの関心が高い方には、実はエコフレンドリーな側面のある「手作り結婚指輪」が合っているかもしれません。
今回は、手作り結婚指輪の意外と環境に優しい一面についてご紹介します。
・エネルギー効率が良い
一般的な既製品の結婚指輪は、あらかじめ用意した指輪の型へ、溶かした金属を流し込んで作る鋳造製法を採用しています。鋳造製法では金属を液体にするために高熱が必要になります。ジュエリーを制作するための工場は大規模なものはあまりありませんが、金属を一度に溶かすためには炉が必要になり、そこでエネルギーも消費されます。
一方、鎌倉彫金工房の手作り結婚指輪は、バーナーで局所的に加熱することで金属を柔らかくし、その後、曲げたり叩いたりすることで指輪を成形する鍛造製法を採用しています。お客さまに手作業でお作りいただくため、一度に多く作られる既製品の指輪と比べ、比較的省エネで指輪を作ることができます。
・必要な素材だけを使って作れる
一般的な既製品の結婚指輪は、一度に大量生産するため、生産過剰となった場合は未使用の金属や宝石、カタログ、値札、梱包に使った箱、緩衝材などが廃棄される可能性があります。
手作り結婚指輪は、作る人が作る時に選ぶため、必要な分だけの材料を使うことができ、その結果、大量生産品のように売れ残ったり廃棄されたりするような無駄が生まれることはありません。これなら、資源の節約につながり、同時に廃棄につかうエネルギーの消費に伴うCO2の排出も少なくなりそうですね。
・一度作ったら長く大切に使える
自分の手で作り上げた指輪は、一緒に過ごした時間や制作過程の思い出が込められ、単なるモノ以上の感情的な価値を持っています。その結果、頻繁に新しいものを買い替えたりすることなく、長い間大切に使い続けられるかもしれません。
サステナビリティという観点からも価値のある選択である、手作り結婚指輪。SDGsなどへの関心が高い方はぜひチェックしてみてくださいね。