【金属アレルギー】結婚指輪の選びかた

2016.04.15

結婚指輪は、男女問わず永遠の愛・貞操の証として毎日身につけているかたが多くいらっしゃいます。しかし、心配なのが金属が肌に触れることによって起こる金属アレルギー。この金属アレルギーによって指輪をしている指が、かゆみやかぶれなどのアレルギー症状を引き起こすことがあります。

金属アレルギーとは

金属が肌に触れることによって起こる金属アレルギー(金属接触アレルギー)は、金属そのものがアレルギー源ではなく、金属から溶け出した金属イオンが人間のタンパク質と結合することが原因だと言われています。比較的軽度なアレルギーをお持ちのかたは、汗をかいた時だけ発症するということもあります。

一度なってしまうと、多くの場合、その体質が変わることはありません。遺伝や生活環境・習慣、体調、季節などが原因で、ある時突然、ということもありますから、かゆみやかぶれなどの違和感を感じたらアレルギーを疑ってみてください。

金属アレルギーの人の指輪の選びかた

アレルギーの出にくい素材を選ぶ

金属アレルギーをお持ちのかたでも、金属イオンが溶け出しにくい素材を使用している指輪であれば、アレルギー症状を回避できる場合もあります。

アレルギー症状が出にくい素材としては、プラチナやゴールドがおすすめ。そのほかに、チタンやハフニウムなども比較的金属アレルギーの出にくい素材と言われています。

アレルギーが出る金属の種類を検査する

人によってアレルギー源となる金属の種類が違います。

皮膚科で、どの金属でアレルギーを発症するかパッチテストをしてもらうことができます。この結果から素材選びをするのもよいでしょう。クリニックによっては実施していないところもありますから、来院前にチェック。

コーティング剤を使ってみる

指輪にコーティング剤を塗って金属を肌に触れさせないという方法もあります。これは、ドラッグストアやインターネットなどで購入することができますので、合わせてチェックしてみてください。

簡単にできる方法として、マニキュアのトップコートを塗っているかたもいらっしゃいますよ。

別のアクセサリーやチャームにリメイクする

身につけるのがダメなら、チャームにリメイクしてバッグなどのアクセサリーとして使うのもおすすめです。せっかくの結婚指輪ですから、毎日使ってこそその魅力が発揮されるものです。タンスにしまっておくより、勇気を出して加工してみてください。

素材によって可不可がありますが、ジュエリーリフォームの専門店などに持ち込んで相談してみましょう。

金属を身につけないことが最も効果的

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ここまでご紹介してきましたが、金属アレルギーを発症した場合、予防したい場合は、指輪をはめない(金属を身につけない)ことが、やはり最も効果的です。肌のかゆみやかぶれなど違和感を感じた場合は、すぐに身につけるのをやめて、皮膚科を受診しましょう。

指輪は、そのものの価値はもちろん、ご夫婦の思い出が込められているものですから、ぜひ自分の身体とともに大切になさってください。

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