シルバー素材の「925」と「950」の違いとは?
2023.05.24
シルバーは、長く使い続けることで味わいが増してくる魅力的な素材です。指輪の素材としても活躍しているシルバーですが、純度によって呼び方が異なり、なかでも「SV925」「SV950」の2種類が指輪の素材としてよく使われています。
今回は「SV925」「SV950」それぞれの特徴やメリット、デメリットについてご紹介します。
・銀の「純度」で異なる呼ばれ方
「SV925」と「SV950」は、どちらも純銀よりも少量の他の金属が含まれた合金のことを指し、その含有量の違いによって分けられます。純度が高いシルバーはとても柔らかいため、他の金属を配合することで指輪などのアクセサリーに加工しやすくしていると言われています。
「SV925」は純銀の含有率が92.5%、残りの7.5%は銅をはじめとした別の金属を使用したものです。一方で「SV950」は純銀の含有率が95%、残りの5%は銅などの金属を配合したものを指します。
・「SV925」の特徴は?
「SV925」は、銀の純度が92.5%で鋳造された銀合金のこと。残り7.5%は銅などを始めとする金属を含み、その含有率から耐久性が高いと言われています。「SV925」は『スターリングシルバー』とも呼ばれており、「本物の、信頼できる」という意味を持っています。純銀とは異なる落ち着きのある輝きとその耐久性の高さから、多くのアクセサリーや装身具の素材として使われています。
・「SV950」の特徴は
「SV950」は純度が高く、純銀と比べても劣らない白く美しい輝きを持つことが特徴的です。高級感があるため、特別なイベントやパーティーなど、華やかな場面で身につける指輪にふさわしいとも言われています。
一方デメリットとしては、純度の高さから傷がつきやすいため取り扱いに注意する必要があります。
・シルバー素材の注意点
「SV925」「SV950」のどちらにも共通した注意点としては、空気中の硫化水素と水分が合わさることで起こる『硫化』によって黒ずんでしまうことがあげられます。シルバー素材は変色する可能性がある素材のため、定期的なお手入れをすることで長く美しく楽しむことができます。
・鎌倉彫金工房で作れるシルバーリングは?
鎌倉彫金工房で取り扱っている素材は「SV950」です。加工がしやすい素材のため、デザインやリング幅などを選ぶことができ、より個性の輝く指輪をお作りいただけます。
シルバーの指輪をお選びになる際の参考になりましたら幸いです。