【指輪作り】金属ってどう曲げるの?

2024.06.06

結婚指輪の素材として定番の「プラチナ」「ゴールド」。この指輪の地金として使われる素材は、指輪の形にする前は硬い板状をしています。

鎌倉彫金工房の手作り結婚指輪コースでは、お客さまの手で指輪の形に曲げていただきますが、「どうやって曲げるのか」「本当に曲げられるの?!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

そこで今回は、結婚指輪を作る際に地金の金属をどうやって曲げるのかをご紹介します!

 

どうやって曲げる?

・焼きなまし

棒状の形をした地金は硬く、そのままでは曲げることができません。そこで行うのが「焼きなまし」です。

焼きなましとは、地金にバーナーなどで熱を加える作業のこと。地金などの金属は、熱を加えることで柔らかくなり、曲げたり伸ばしたり加工できるようになるんですよ。

地金の色が赤くなるくらい焼きなましをすることで、加工しやすい硬さになります。

 

・プライヤーを使う

焼きなましをして地金が柔らかくなったら、次は「プライヤー」という金属を曲げる道具を使って指輪の形に丸く曲げていきます。

ハサミのような形をしたプライヤー。大きく分けて「曲げる」「掴む」作業をするときに使う道具です。その用途に合わせて先端の形も違ってくるのですが、ここで使うプライヤーは、先端が平らかつ丸い「ハイブリッド形」。「曲げる」「掴む」のどちらもできる万能プライヤーを使って曲げていきます。

 

鎌倉彫金工房で作れる指輪の地金で一番固いのは?

当工房の手作り結婚指輪の地金素材として取り扱いがあるのは、「プラチナ」「イエローゴールド」「ホワイトゴールド」「ピンクゴールド」の4種類。

地金の持つ固さは、その金属の含有量によって少し異なってきます。

プラチナよりもK18ゴールドの方が固く、ゴールドの中では割り金に銅が使われているピンクゴールドが一番固い特徴があります。

 

素材によっては、作業を進める中で曲げるのが大変!と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときには力があるパートナーにお任せして協力しながら作ることもできます。もちろん、工房の職人もサポートいたします!

今回は、手作り結婚指輪を作る工程に含まれる「金属の曲げ方」についてご紹介しました。

手作り結婚指輪を考えている方の参考になりましたら幸いです。

 

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