10金が錆びる理由は?原因と日々のお手入れ方法をご紹介
2024.06.30
ゴールドは、錆や変色などの経年変化に強いといわれている素材のひとつ。
同じゴールド素材の中でも、比較的リーズナブルな10金は、18金などと比べると錆びや変色が起こりやすいといわれています。
そこで今回は、10金が錆びる原因やお手入れ方法についてご紹介します。
10金が錆びる理由は「金」の純度にある?
10金は、全体の約42%が金、残りは、銀や銅、パラジウムなど別の金属が配合された金合金と呼ばれる素材です。
金はもともと耐蝕性があり錆びにも強い素材ですが、10金に含まれる金以外の金属が酸化反応などを起こし、錆びる可能性があるのです。
また、日常的に10金のアクセサリーをみにつけることで、汗や皮脂などがアクセサリーに付着することがあります。その汚れが蓄積されることで錆びる原因にもつながってくるとされています。
10金と18金の違いとは?
結論からいうと、10金と18金の違いは「金の純度」にあります。
金の純度は24分率で表されていて、10金における金の含有率は24分の10(約42%)となります。
一方、18金における金の含有率は24分の18(約75%)となり、10金よりも金の含まれる割合が多くなっています。
また、金の含有率の違いから、価格帯も異なっています。10金は18金と比べてリーズナブルなため、普段使い用のアクセサリーとしてファッションにも取り込みやすい特徴があります。
10金の錆対策とお手入れ方法
10金が錆びることを防ぐポイントは、日々のお手入れです。こまめにお手入れをすることで、きれいな状態をながく保つことができますよ。
①柔らかい布で汚れを拭う
10金のアクセサリーを使ったあとは、ジュエリークロスなどの柔らかい布で汚れを拭き取りましょう。ティッシュペーパーやタオルのような繊維の多い布でごしごし拭き取ろうとするとかえって傷がついてしまうことがあるため、柔らかい布を使うことがポイントです。
②つけっぱなしにしない
10金のアクセサリーをつけたまま家事をしたり入浴すると、水分がついたままになり錆びる原因に。ちょっと面倒かもしれませんが、必要な場面以外ではアクセサリーを外すようにすることで、汚れを防ぐことができます。
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今回は、10金が錆びる原因とお手入れ方法についてご紹介しました。
10金の特徴をよく理解しておくことで、美しさを保ちながら長く楽しむことができます。是非参考にしてみてくださいね。