自宅でも簡単にできる!シルバーリングのお手入れについて
2023.04.15
普段使いをしていると、どうしても変色や黒ずみが目立ってきてしまうシルバーリング。お手入れが難しいのではないかと心配される方も多くいらっしゃると思いますが、実は意外と簡単に汚れを落とすことができるんです。
今回は、シルバーリングのお手入れ方法をご紹介します。
シルバーリングにつく汚れの原因
シルバーリングの汚れの原因である黒ずみの正体は「硫化」です。空気中に含まれている「硫化水素」と、皮脂や温泉に含まれている「硫黄」などが付着し、表面に硫化銀が発生して黒ずんでしまいます。
また、シルバーリングをつけた状態で塩素系の漂白剤や消毒液を使用すると「塩化銀」によって指輪が一気に黒ずんでしまうため、日常の場面でも注意する必要があります。
指輪の保管方法お手入れの基本
基本的な汚れの対策として、普段からお手入れをすることが大切です。指輪をケースにしまう前に柔らかい布で拭いてあげるようにしてください。
また、ダイヤモンドや誕生石などを施した指輪のお手入れは、薄めた中性洗剤や専用クリーナーを使ってお手入れしましょう。細かい部分はやわらかい歯ブラシを使って磨き、真水ですすいであげてください。
・銀みがき剤とクロスでのお手入れは時々で
銀みがき剤を使うと簡単に黒ずみを取ることも可能です。銀みがき剤には研磨剤が含まれているため簡単にお手入れができる反面、汚れていない銀まで削ってしまう可能性があるためご注意ください。
・シンプルなリングはつけ置き洗いも可能
アルミホイル、重曹、熱湯を使って、つけ置き洗いをする方法もあります*。アルミホイルを敷いた洗面器などの器の中にお手入れしたいシルバーリングを置き、ティースプーン1杯分の重曹と熱湯を入れると汚れが浮いてきます。最後に乾いた布で拭けばお手入れ完了です。
*ダイヤモンド、ルビー、サファイア以外の宝石がついた指輪は、つけ置き洗いができないものもあるため注意が必要です。
シルバーリングは、水分と硫化水素に反応して黒ずみます。空気中に含まれる成分なので、ジッパー付きの小袋で密閉して保管したほうが、きれいな状態を保てます。
今回はシルバーリングのお手入れについてご紹介しましたが、黒ずみを防ぐ一番の方法は「普段使いする」こととも言われています。お気に入りの指輪で、ぜひ実践してみてくださいね。