少しユニークな世界各国の結婚の習慣
2023.08.31
世界各国によって結婚の習慣が異なることをご存知でしょうか?
日本の結婚式といえば、チャペルや神前式などで式を挙げ、披露宴をすることが定番ですが、ダンスを踊る国や、お祝いとして陶器を割る国など、ユニークな風習を持つ国もあるんです!
今回は、ユニークな風習を持った、世界中の結婚の習慣について調べてみました。
インドの「メヘンディ(ヘナタトゥー)」
インドの結婚式文化のひとつ「メヘンディ(ヘナタトゥー)」は、結婚式の前に花嫁と女性の親族や友人の手足に入れるタトゥー。時間が経つと消えるものですが、細密で美しいレースのような模様が描かれます。ヘナタトゥーが濃く染まるほど「新郎に愛される」「新しい家族に大切にされる」と言われているため、インドの花嫁にとってとても重要な儀式なんです。
ドイツの「ポルターアーベント」
ドイツでは「ポルターアーベント」と言われる伝統の儀式が行われます。これは、新郎新婦の友人や家族、近所の人々を招いて家の前で派手に陶器を割りまくるというイベントで、陶器が割れる大きな音で悪魔を祓い、幸運を招き入れるという意味が込められています。割られた陶器の破片は新郎新婦が片づけることとなります。これから一緒に生活をしていく二人の「初めての共同作業」という意味も込められているそうですよ。
スウェーデンの「ブロロップ」
スウェーデンの結婚式では、新郎が披露宴の間に席を離れると、他の男性ゲストが新婦にキスをし、逆に新婦が席を離れると女性ゲストが新郎にキスをするという風変わりな習慣があります。また、夜にはダンスパーティーが開かれ、夜中までノンストップで踊りあかすそうです。
そして日本では定番のブーケトスですが、スウェーデンでは「もったいない」という理由で行わないんだとか。国によって特徴が出ていますね。
中国では花婿に試練が与えられる風習が……?
中国のとある地域での風習もとってもユニーク。まず、結婚式当日に花婿が花などできれいに飾った車に乗って花嫁の家まで迎えに行きます。花婿の親族たちも新郎に続いて車で向かうため、高級車の行列がパレードのようになるんだとか。花婿が花嫁の家に着くと、今度は花嫁を連れ出せないようにするために花嫁の友人たちが新郎の行く手をはばみます。花婿は困難を乗り越えて花嫁を連れだし、結婚式に向かうそうです。
国によって結婚式のかたちは様々。
日本にはない風習が多く新鮮ですが、どの国の風習も花嫁、花婿の幸せを願って行われ、国が違っても想いは同じですね。素敵に感じた風習があれば、お二人の結婚式に取り入れ、より素敵な結婚式にしてみてはいかがでしょうか?