秋の鎌倉は、どこを歩いても色づく木々に包まれ、穏やかな時間が流れています。
古都ならではの静けさと、紅葉に染まる景色が見事に調和するこの季節は、散策にもぴったり。 週末のおでかけやデートにもおすすめの季節です。

鎌倉の紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月上旬。
観光地として人気が高いため、少し早めの時間に訪れるのがゆったり過ごすコツです。

1. 鶴岡八幡宮で紅葉と静寂を味わう

鎌倉駅から徒歩10分ほどの場所にある鶴岡八幡宮は、秋の定番スポット。
参道の段葛（だんかずら）には紅葉が並び、朱色の鳥居とのコントラストが見事です。

本宮の背後の池のほとりも赤や黄色に染まり、心がほっと安らぐような光景が広がります。

おすすめの時間帯は朝9時前後。観光客が少なく、写真も撮りやすい時間です。

2. 長谷寺で「紅葉×海」を楽しむ絶景散歩

鎌倉有数の紅葉スポットとして知られる長谷寺。
境内のいたるところでモミジやイチョウが色づき、海を見下ろす眺望も格別です。

晴れた日には、青い空と相模湾、そして紅葉の赤が重なり、まるで絵画のような風景に出会えます。

夜間にはライトアップが行われる期間もあり、昼とは違った幻想的な雰囲気を楽しめるのも魅力。
 

3. 報国寺で竹と紅葉の調和を感じる

「竹の寺」として有名な報国寺も、秋になると紅葉が美しく彩ります。
竹林の中に散る赤い葉が風に舞う様子は、幻想的な光景。

併設の茶席「休耕庵」では、抹茶をいただきながら静かに秋を堪能できます。

人の少ない平日の午前中が狙い目。竹林の緑と紅葉の赤が織りなすコントラストを、心ゆくまで楽しんでみてください。

4. 紅葉散策の後はカフェでほっと一息

紅葉を楽しんだあとは、鎌倉のカフェで休憩を。
小町通りや由比ガ浜通りには、古民家を改装した落ち着いたカフェが多く、あたたかいスイーツや季節限定のメニューを味わえます。

特におすすめなのは、庭に面した席があるお店。
紅葉を眺めながら、静かに流れる時間を楽しむのも鎌倉ならではの過ごし方です。

秋の鎌倉で、心に残るおでかけを

古都・鎌倉の秋は、紅葉と歴史が織りなす特別な時間。
日常から少し離れて、紅葉の色づく街を歩くだけで、心がゆるむような穏やかな気持ちになります。

お気に入りのスポットを巡りながら、ゆっくりと秋の鎌倉を感じてみませんか？
きっと、思い出に残る秋のひとときになるはずです。