【指輪作り】石ってどうやって留めるの?
2024.06.06
結婚指輪や婚約指輪を美しく飾る「宝石」。
指輪に宝石を留める「留め方」によって、指輪の印象は大きく変わってくるため、こだわりポイントのひとつでもあるんです。
今回は、石留めの種類についてまとめてみました。
鎌倉彫金工房の手作り結婚指輪コースでできるデザインと合わせてご紹介いたします。
・爪留め
爪留めは、小さな棒状の「爪」を使って宝石を石枠に固定する留め方です。石留めの方法の中で最もポピュラーなスタイルとして親しまれています。
この留め方は、宝石を目立たせて美しく魅せることができるため、婚約指輪の定番デザインでもあります。
爪留めは、鎌倉彫金工房でも取り扱っています。
・フクリン留め
フクリン留めは、地金で宝石を覆うように壁を作り、その壁を倒して宝石を固定する留め方です。
宝石を覆うため少し小さく感じられるかもしれませんが、出っ張りや爪がないことから洋服などに引っかかりづらく、宝石も外れにくいため、普段使いにもぴったりです。
フクリン留めは、鎌倉彫金工房でも取り扱っています。
・玉留め(魚子留め)
玉留めは、地金に宝石の大きさに合わせた下穴をつくり、宝石をセットしたあとに「ミルタガネ」という道具を使って地金を叩いて埋め込む留め方です。
指輪の表面や、内石として宝石を埋め込む場合に使われるデザインの中で最もポピュラーな留め方として親しまれています。
鎌倉彫金工房の埋め込みタイプのデザインは、この玉留めの手法を使っています。
・彫り留め
彫り留めは、彫刻刀のように彫ることができるタガネを使って宝石の周りの地金を彫り、浮き上がった地金を「爪」として使って宝石を留める方法です。彫り方によって異なるデザインに仕上がるため、より好みに合うデザインを選ぶこともできます。
・伏せ留め
伏せ留めは、地金に下穴を開けて宝石をセットしたあと、宝石の周りの地金を少しずつタガネで叩き寄せて石留めをする方法です。宝石が埋まったようなデザインのため、洋服などにも引っかかることがなく、スッキリした印象に仕上がります。
・チョコ留め
チョコ留めは、地金に宝石を埋め込む下穴を開け、宝石を入れた穴のフチを押しつぶすように留める方法です。宝石の周りに「照り返し」と呼ばれる溝が生まれ、その形が斜めでおちょこのような形に見えることから「チョコ留め」と呼ばれているそうです。
今回は、結婚指輪の石留めの種類についてご紹介しました。
石留めのデザインで悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。